裁判所が控訴審に付された童謡「Baby Shark」の著作権侵害訴訟に対して調停会部の決定と共に本事件で再開されて9ヶ月ぶりに結論を下す。
ソウル中央地方裁判所(控訴)第8-1民事部は2022年1月、米国童謡作曲家ジョナサン·ロバート·ライトがスマートスタディを相手に起こした損害賠償請求訴訟控訴審と関連して調停会府決定を下した。 調停会附とは、当事者間の相互了解を得て訴訟を解決する手続き。 調整期日を通じて双方の合意を導き出す過程を経る。
以後、裁判所は両側から色々な書面資料を受け取り、5月3日弁論準備期日を皮切りに調停裁判のための席を用意し、続いて計5回の弁論期日を経て、10日判決宣告期日を控えている。
ジョナサン·ロバート·ライトは2019年3月、スマートスタディを相手に著作権侵害損害賠償訴訟を提起した。 ジョニー·オンリー側は「サメ家族」が自身が口伝童謡に固有の特性を付与して2011年にリメークした2次著作物「ベビーシャーク」を盗作したと主張している反面、スマートスタディー側はジョニー·オンリーの「ベビーシャーク」ではなく北米で長い間口伝されてきた童謡をリメークしたもので、該当童謡は作者未詳または著作権期間が満了した著作物として制限を受けないと反論した。
以後、1審で原告敗訴判決を下し、これにジョナサン·ロバート·ライトが控訴、2審で裁判が付された中で調停会部決定がなされた。
「サメ家族」はスマートスタディが2015年幼児教育コンテンツピンクポンを通じて出した童謡。 反復的で簡単な歌詞と「トゥルルットゥル」という中毒性のあるサビで人気を得た。
特にこの曲の英語版タイトル「Baby Shark」(ベビーシャーク)でビルボードホット100チャート32位に進入し、韓国童謡としては初めてビルボードメインチャートに名前を載せる気炎を吐いたりもし、2019大リーグワールドシリーズ優勝チームであるワシントンナショナルズファンもやはりチームを応援しながら「赤ちゃんサメ」を合唱で歌う姿が多くの話題を集めたりもした。
「サメ家族」は他にも2018年8月、英国オフィシャルシングルチャートに進入し、動画サイトユーチューブ累積再生数120億ビューを記録、当時世界で最も多く見たユーチューブ映像27位に上がった経緯がある。
「サメ家族」は2022年11月、英国オフィシャルチャートがスタート70周年を迎え発表したトップ200最多ストリーミング順位で2億以上の再生数を記録し8位に上がった。 ビルボードホット100チャートと共に世界二大ポップチャートに通じる英国オフィシャルチャートで国内音源がシングル10位圏を記録したのはピンクポン赤ちゃんサメが最初で唯一であり、この記録は1952年から2022年までの70年間、英国で累積された音源ストリーミング回数を合算した順位という点で目を加えた。
2019年3月、初訴状が受け付けられた後、3年近く進められてきた今回の訴訟で、裁判所がどのような結論を下すかが注目される。